一般社団法人
閉鎖循環式陸上養殖推進協議会

Recirculating Aquaculture System Promotion Council

SDGsへの取組み

今、なぜ閉鎖循環式陸上養殖なのでしょうか?

飢餓をゼロに

飢餓の減少と安定した生産性の確保

2020年7月の国連年次報告では「飢餓をゼロに」の達成は困難と言われています。
この将来的な栄養源の不足は炭水化物ではなく、栄養価の高い乳製品、野菜などタンパク質を多く含む食品の供給が足りないことが懸念されています。
陸上養殖の普及が進むことにより、価格と供給の安定性に優れ、新鮮で栄養価の高い安心安全な商品が提供できます。

産業と技術革新の基盤をつくろう

陸上養殖は種々の課題を解決できる成長産業

世界の魚介類消費量は年々増加していますが従来漁業の生産量は横ばいが続いています。

消費量の増加に伴い養殖の生産量は増加していますが、海上養殖においては種々の問題が顕在化しているため、陸上養殖への注目はさらに高まっています。
世界の漁業生産量の推移
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう

海と森への環境負荷を低減

閉鎖型陸上養殖は少ない水資源で高い生産性を補い、また残餌や排泄物を直接場外へ排出しないので、海や河川などへの負担を軽減します。また、養殖場内の飼育水は濾過槽で有害なアンモニアや不純物等が浄化されるので、高品質のエビが安定的に提供でき、設置する場所を問いません。
日本はエビの90%以上を養殖に頼っていますが、輸出先国ではマングローブの伐採により養殖池を拡大しているため、陸上養殖の拡大はマングローブ林伐採の抑制など、陸の環境負荷低減も期待できます。